平成２６年１０月２１日(火)

誇り


意匠を凝らしたビルは、その建築家の名前が残る。
一方で、誰もが使う道路や橋は、その設計者の名前は誰も知らない。
東京都庁の職種でいえば、前者は建築職、後者は土木職。

「俺の名前なんてどうでもいい。皆がこの道・橋を使ってくれることが、最大の誇りだ。」
先ほどまで一緒に呑んでいた、ある都庁土木職の言。

「道を伝えて己を伝えず。」
立教大学の創立者、ウイリアムズ主教の言葉を思い出した。