平成28年10月22日(土)
- 2016/10/22
- 23:00
ジョージタウン大学 第6日
ご当地グランドラピッドの英雄、フォード大統領記念館。
大統領経験者は私財をはたき、膨大な資料を大学などに残すのが習わし。
「ブッシュ家・クリントン家・ケネディ家など、家族に政治家を継がせることが多いようだが、フォード家は?」と質問。
「父親不在で子供たちはとても寂しい思いをしたので、フォード大統領の子供たちは全員、政治嫌いになった」との答え。
写真は、ジョージタウン大学の陳・学部長補佐。
基幹的小児病院であるベレンデボス小児病院。
わが国のものと比べて、雰囲気が圧倒的に明るい。
(写真はトレーニング室なので、そうではないが。)
この他に、最先端のがん研究所など。
こちらも、大勢の篤志家からの高額な寄付が、重要な財源。
入り口付近。
病室に向かう廊下は、本当に楽しい絵ばかり。
そこの写真を撮るのを忘れてしまい、とても残念…。
グランドラピッド市長のロザリン・ビルスさん。
女性初の市長に当選したばかりと伺い、東京都知事のお話を引き合いに、丁寧にお祝いを申し上げた。
「率直に言って、女性であることは、選挙に有利だった。
しかし大統領選では、お互いの罵り合いで、政治家に対する嫌悪感が増したので、女性だからヒラリーに投票するという人はごく限られるだろう。
中央の政治家不信が、間違いなく地方にも影響している」とのお話。
とてもチャーミングで魅力に溢れた方なので、同行の仲間では「州知事か連邦上院議員に転身するだろう」との評判。
私も同意。
ジョージタウン大学日米リーダーシッププログラム修了式に向かう直前。
寺田一博・京都市議は、和装で登場!
実に素晴らしい。
私はそもそも着物を持っていない。
いわゆる私服もほとんど着る機会がないので、どこへ行ってもほぼ一年中、背広姿…。
この写真を見てほしい。
「建物内は武器持込禁止」と書いてある。
この表示があったのは、さきほどの小児病院。
アメリカでは銃所有が、憲法で認められている。
2014年には史上初めて、銃犯罪の死者が交通事故の死者を上回った。
一方で、銃所有を引き続き認めるべきだとする意見は、ここ57年間で36%から72%へと倍増している。
「わが身を守るためには銃が必要だ」という考えが主流なのだ。
アメリカでは、全家庭の43%が銃を持ち、個人では28%が持っているという調査もある。
なにせ全米では2億丁の銃が出まわっている。
ヒラリーは銃規制に賛成。
トランプは反対である。
「銃規制賛成の人たちは、ガードマンを雇えるような裕福な人たちだ。
ガードマンを雇えない庶民は、家族を自分の銃で守る権利がある」という意見である。
見ず知らずの相手が銃を持っているかもしれないと思えば、むやみに喧嘩もできない。
アメリカでは、とにかくあちこちで、Hello ! How are you ? と声を掛け合うのは、相手に敵意がないことを示しているのだろう。
そのことを私たち日本人はよく理解しておく必要がある。
呑気に声を掛け合っているのではない。
心の深いところに緊張感があるからこそ、声を掛け合っているのだ。
ちなみに「武器持込禁止」の表示には「来客もスタッフも」と書いてある。
米国大統領選での争点のひとつが、人工妊娠中絶。
胎児の生命重視(すなわち中絶反対)をプロライフ。
女性の選択権重視(すなわち中絶賛成)をプロチョイスと呼ぶ。
キリスト教に基づく保守的な考え方は、中絶反対。
こちらはトランプの意見。
一方で、女性の権利を大切にする進歩的な考え方は、中絶容認。
こちらはヒラリーの意見。
何に価値を置くかということも、この大統領選で問われている。
日本人的な感覚だと、その中間に答えがありそうだが、宗教的価値観や権利主張の立場からすると、双方とも中間という妥協点はない。
ご当地グランドラピッドの英雄、フォード大統領記念館。
大統領経験者は私財をはたき、膨大な資料を大学などに残すのが習わし。
「ブッシュ家・クリントン家・ケネディ家など、家族に政治家を継がせることが多いようだが、フォード家は?」と質問。
「父親不在で子供たちはとても寂しい思いをしたので、フォード大統領の子供たちは全員、政治嫌いになった」との答え。
写真は、ジョージタウン大学の陳・学部長補佐。
基幹的小児病院であるベレンデボス小児病院。
わが国のものと比べて、雰囲気が圧倒的に明るい。
(写真はトレーニング室なので、そうではないが。)
この他に、最先端のがん研究所など。
こちらも、大勢の篤志家からの高額な寄付が、重要な財源。
入り口付近。
病室に向かう廊下は、本当に楽しい絵ばかり。
そこの写真を撮るのを忘れてしまい、とても残念…。
グランドラピッド市長のロザリン・ビルスさん。
女性初の市長に当選したばかりと伺い、東京都知事のお話を引き合いに、丁寧にお祝いを申し上げた。
「率直に言って、女性であることは、選挙に有利だった。
しかし大統領選では、お互いの罵り合いで、政治家に対する嫌悪感が増したので、女性だからヒラリーに投票するという人はごく限られるだろう。
中央の政治家不信が、間違いなく地方にも影響している」とのお話。
とてもチャーミングで魅力に溢れた方なので、同行の仲間では「州知事か連邦上院議員に転身するだろう」との評判。
私も同意。
ジョージタウン大学日米リーダーシッププログラム修了式に向かう直前。
寺田一博・京都市議は、和装で登場!
実に素晴らしい。
私はそもそも着物を持っていない。
いわゆる私服もほとんど着る機会がないので、どこへ行ってもほぼ一年中、背広姿…。
この写真を見てほしい。
「建物内は武器持込禁止」と書いてある。
この表示があったのは、さきほどの小児病院。
アメリカでは銃所有が、憲法で認められている。
2014年には史上初めて、銃犯罪の死者が交通事故の死者を上回った。
一方で、銃所有を引き続き認めるべきだとする意見は、ここ57年間で36%から72%へと倍増している。
「わが身を守るためには銃が必要だ」という考えが主流なのだ。
アメリカでは、全家庭の43%が銃を持ち、個人では28%が持っているという調査もある。
なにせ全米では2億丁の銃が出まわっている。
ヒラリーは銃規制に賛成。
トランプは反対である。
「銃規制賛成の人たちは、ガードマンを雇えるような裕福な人たちだ。
ガードマンを雇えない庶民は、家族を自分の銃で守る権利がある」という意見である。
見ず知らずの相手が銃を持っているかもしれないと思えば、むやみに喧嘩もできない。
アメリカでは、とにかくあちこちで、Hello ! How are you ? と声を掛け合うのは、相手に敵意がないことを示しているのだろう。
そのことを私たち日本人はよく理解しておく必要がある。
呑気に声を掛け合っているのではない。
心の深いところに緊張感があるからこそ、声を掛け合っているのだ。
ちなみに「武器持込禁止」の表示には「来客もスタッフも」と書いてある。
米国大統領選での争点のひとつが、人工妊娠中絶。
胎児の生命重視(すなわち中絶反対)をプロライフ。
女性の選択権重視(すなわち中絶賛成)をプロチョイスと呼ぶ。
キリスト教に基づく保守的な考え方は、中絶反対。
こちらはトランプの意見。
一方で、女性の権利を大切にする進歩的な考え方は、中絶容認。
こちらはヒラリーの意見。
何に価値を置くかということも、この大統領選で問われている。
日本人的な感覚だと、その中間に答えがありそうだが、宗教的価値観や権利主張の立場からすると、双方とも中間という妥協点はない。