平成31年2月20日(水)
- 2019/02/20
- 18:30
作家 星野博美さんのコラムを紹介。
作家である星野博美さんのコラムを紹介したい。
内容は、星野さんが高校の卒業旅行でスキーに行った時の話。
同行した先生からお金を渡され、何かお菓子を買ってくるように言われた。
しかし時間が遅く、お店はどこも閉まっていた。
やむなく何も買わずに帰り、先生にお金を返したところ、先生からこう言われた。
「何かをしに行って手ぶらで帰るのは、子供のおつかいと同じだぞ。こういう時は、つららの一本でもいいから持ち帰るんだ。」
つららなど持ち帰っても意味はないし、その前に溶けてしまう。
だが、先生はこう言う。
「確かに結果としてはゼロだ。でもその方が面白いだろ?みんなでしばらく笑えるじゃないか。」
どんな時でも、そしてどんなに小さくても、ポジティブな成果を得る。
いつもそうありたい。
(H31・2・19、読売新聞夕刊)
作家である星野博美さんのコラムを紹介したい。
内容は、星野さんが高校の卒業旅行でスキーに行った時の話。
同行した先生からお金を渡され、何かお菓子を買ってくるように言われた。
しかし時間が遅く、お店はどこも閉まっていた。
やむなく何も買わずに帰り、先生にお金を返したところ、先生からこう言われた。
「何かをしに行って手ぶらで帰るのは、子供のおつかいと同じだぞ。こういう時は、つららの一本でもいいから持ち帰るんだ。」
つららなど持ち帰っても意味はないし、その前に溶けてしまう。
だが、先生はこう言う。
「確かに結果としてはゼロだ。でもその方が面白いだろ?みんなでしばらく笑えるじゃないか。」
どんな時でも、そしてどんなに小さくても、ポジティブな成果を得る。
いつもそうありたい。
(H31・2・19、読売新聞夕刊)